モデルさんとのコミュニケーションに悩みを抱えてる方へ
私は人見知りのため、友人の知り合いの方を撮影する時や
フリーで活動されてるモデルさんを撮影するときに
どうやってコミュニケーションと取ればいいのだろうと悩んだことがありました。
人としゃべることが苦手でコミュニケーション能力が低く、ポートレート撮影に躊躇したこともありました。
元からコミュニケーション能力が高い社交的な方は関係のない話かもしれませんが、
この記事を通して、人見知りで撮影時のモデルさんとのコミュニケーションに悩んでる方の参考になることがあれば幸いです。
私は心理学や行動経済学が好きで、家にそういった本がたくさん本があります。
人見知りを克服したいとか、そういう動機で読み始めたわけではなく、ただ単に好きで興味があって読むわけなのですが、
いつしかポートレート撮影や、その他どうしてもコミュニケーションを取らなければというときに役立つのではという思いに至り、心理学で学んだことを踏まえ
モデルさんや関わる方とコミュニケーションを取るようにしています。
ポートレートを撮影する上で大切なこと3つ
1.
自分がどういったものを撮りたいのか、相手がどういったものを撮ってほしいのかを確認しましょう。
イメージの共有につながるコミュニケーションはとても大事になってきます。
2.
いい表情を引き出せると自然な笑顔や表情の写真が撮れます。
コミュニケーションが取れてない状態で笑顔の表情をくださいと要求しても、硬く不自然な笑顔になってしまいます。
(笑顔になってと要求してる時点でコミュニケーションが取れてませんが)
3.
こちらの意図がちゃんと伝わってないとモデルさんも不安になってしまいますので
自分の意思をしっかり伝るようにしましょう。
では本題、
心理学的コミュニケーション
ミラーニューロン
ミラーニューロン・・・相手の行動を脳が無意識に真似してしまう同調行為・・・子供が親の真似をすることと同じ原理です。
相手が楽しいと自分も楽しい。
自分が楽しいと相手も楽しい。
感情が同調しやすくなります。
撮影現場で自分が楽しむことで気持ちが伝わり、現場全体が楽しい雰囲気になります。
これとは逆に
緊張が相手に伝わったり、無口になるのも同じ原理です。
会話が繋がらなかったり、相手とどう接すればいいのか悶々としているとそれが相手にも伝わってしまいます。
ポートレート撮影時は自分が楽しんでることを遠慮なく伝えましょう。
現場の雰囲気を良くしなきゃと気負うことはありません。
素直にあなたが楽しむ姿にモデルさんは応えてくれるでしょう。
会話が苦手という場合にどうすればいい?
撮る側は撮影に集中したいはず、でもモデルさんともコミュニケーションを取らなきゃと
気が散って、本来の目的である撮影もモデルさんとのコミュニケーションも
うまくいかないときがあると思います。そういう場合は相手に話をさせましょう。
・・・でも会話が苦手、どうすればいいかわからない。
そういう方は聞き上手になりましょう。
聞き上手=黙るではありません。
聞き上手というのは相手の話を引き出すのが上手い人のことを言います。
相手の話を引き出すためにはパラランゲージが重要になってきます。
パラランゲージ
パラランゲージ・・・話や返事の中に感情、表情(笑い、あくび)が乗ること。
相づちや返事にパラランゲージを加えることが重要です。
感情や表情のない返事というのは相手のしゃべりたい意欲を下げてしまいます。
相づちや返事に楽しい感情、表情を乗せてあげると相手といいコミュニケーションが取れるようになります。
モデルさんのモチベーションが上がるというわけで、そうすると撮影する側のモチベーションも上がるわけです。
いい雰囲気を作ることでいい写真が撮れようになります。
「へー、そんなんだー」に
「へー、そうなんだー、すごいねー!」
と加えるだけで相手に与える心象は違うものになります。
まとめ
ご自身が笑顔で撮影に臨めばモデルさんも笑顔で居てくれます。
モデルさんのテンションを上げたかったら少しオーバーリアクションにしてみるといいかもしれませんね。
シリアスな表情を撮りたいときは少し口数を少なくしてみるとか、声のボリュームを下げるなどしてみてくださいね。